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内容説明
紙芝居、割烹着、ちゃぶ台、金魚売りの声…日本人の知恵と技術、人情や美意識がギュッと詰まった「忘れそうなモノ」たちのストーリーが、なつかしい昭和の時間へと誘う。
目次
遊びのモノ語り(竹とんぼ、天高く;海ほおずきを鳴らして;「吊りメリー」の幸せな光景;母におそわった姉様人形;男子の領分;遊びをせんと生まれけむ;紙芝居がやってくる;プロ野球物語)
道具のモノ語り(タイプの調べ;お洗濯の風景;座布団を枕に;茶箱のある暮し;桐箪笥の不思議;アルバムの重さ;ガリ版刷りの風景;油紙はいずこ)
「食」にまつわるモノ語り(炊き立てご飯の匂い;ちゃぶ台は昭和の香り;ハレの箸、ケの箸;お台所からトントントン;七厘の火加減;祝い事のお赤飯;花かつおの削り方;ぬる燗、熱燗、飛び切り燗)
暮しのなかのモノ語り(春の大掃除;暗闇に秘められた魔力;綺麗なことば、静かな声音;衣替えの記説;名札ハンカチをつけて;恋文電報;ちちんぷい;金魚売りの声)
家族のモノ語り(お勝手仕事と割烹着;鏡台の魅惑;汽車にゆられて;嵐の夜とろうそく;お祖父さんと柱時計;耳かきのシアワセ;氷まくらと母の労)
暮しの昭和年表
著者等紹介
林えり子[ハヤシエリコ]
東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。戸坂康二に師事し、編集者を経たのち、作家活動に入る。1997年、『川柳人 川上三太郎』(河出書房新社)で大衆文学研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。