内容説明
歪んだ歴史認識が国を滅ぼす。祖国を愛する両氏の大提言。
目次
序にかえて 「評論家」ではない「現場」からの発言に意味がある
プロローグ 空幕長解任劇でわかってきた重大なこと
第1章 無知と鈍感さが露呈した批判の論点
第2章 日本を危うくする「村山談話」の呪縛
第3章 「文民統制」に潜む危険な罠
第4章 優れた武人を育てた日本の伝統
第5章 国防に甘え・予断は許されない
あとがきにかえて 自分の国を自分で守る覚悟
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
昭和5年山形県生まれ。昭和30年上智大学大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学に留学。ミュンスター大学哲学博士(1958年)、同大学名誉哲学博士(1994年)。専攻は英語学。上智大学教授を経て、同大学名誉教授。イギリス国学協会会長。日本ビブリオフィル協会会長。第一回正論大賞受賞。現在、幅広い評論活動、著述活動を展開している
田母神俊雄[タモガミトシオ]
昭和23年福島県生まれ。昭和42年防衛大学校入学、同46年防衛大学校(第15期)電気工学科卒、航空自衛隊入隊。若い時分はナイキ(地対空ミサイル)部隊で勤務、その後航空幕僚監部厚生課長、南西航空混成団司令部幕僚長、第六航空団司令、航空幕僚監部装備部長、統合幕僚学校長、航空総隊司令官を経て、平成19年3月航空幕僚長。同20年11月定年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Honey
10
中学校の教科書副読本にしてほしい2012/09/20
鉄人28号
7
☆☆☆☆ 平成20年に防衛省の田母神俊雄航空幕僚長が更迭された。最優秀賞を受賞した懸賞論文の中で「日本は侵略国家ではない。良い国である」と書いたことが問題視されてのことであった。史実に基づいて「我が国はいい国家である」と論じたことがとがめられたのである。このような風潮が我が国にはある。GHQによる戦後占領政策の中で日本人に「日本は悪い国であった」という史観が植え付けられたからである。これから我々、とりわけ若い世代は我が国の正しい歴史を学び、我が国に対するいわれなき批判を吹き飛ばす努力をすべきである。2016/01/22
父帰る
7
当時大騒ぎになった田母神懸賞論文も付属している。東京裁判で日本は侵略国家というレッテルを貼られたが、ニュルンベルク裁判ではドイツが侵略国家であるという文言は何処にもない。 日本は東京裁判の判決を受諾したのであって、裁判を受諾したのではないにも拘らず、外務省の小和田某が裁判を受諾したという、とんでもないヘマ発言をしてしまった。 一人一人が歴史の事実に向き合って、正しい歴史認識を持つよう努力することが大事であると思う。その意味で本書は役立つと思う。2015/06/17
ゆう
4
日本人はもっと自分の国に誇りを持ってもいいと思う。戦争時、他国と比べてみても武士道がある日本はもっとも勇敢で規律正しい軍隊だったようだ。そういういいところは何も教えてもらっていない。もっと愛国心を持つように教育すべきだと思う。2009/10/22
ATS
3
国民一人一人が歴史認識に対し理論武装しなければならない。2014/04/29
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- 和書
- 葉書も書けない