無功徳

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759310399
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0095

内容説明

生きにくい世の情勢を打ち破り、心といのちに風を吹き込む禅の訓え。

目次

第1章 人間関係の悩みを解決する(自分を変える 禅の手引き―人間関係の悩みへの処し方;大目にみる―分析や計画はほどほどに、にこにこ仕事するために ほか)
第2章 生きにくい世の中の、瀬戸際に思う(絶対的なモノサシはない 相補的な見方(1)―真理を求める意志と、現状を温かく容認する態度
破綻しかけている教育現場 相補的な見方(2)―医療、福祉、教育の現場に求められる双つの眼差し ほか)
第3章 心という危険物を取りあつかう(安楽の法門―不便さや苦痛とのつきあい方;自殺と向き合う―無常な「いのち」のなりゆきを見つめて ほか)
第4章 人生の豊かな時間をつくる(「金銭的満足」と「心の豊かさ」の方程式―概念を捨て、本当の「いのち」に目覚めるために;お金で買えないもの―商品化できない「幸せ」とは何か ほか)
第5章 無功徳を生きる(風流の起源―自然の脅威や、死や病など非日常を宥める禅の心がけ;裸にもどって出直す―分業の有難さと、独りではないことを実感する法 ほか)

著者等紹介

玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
昭和31(1956)年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業後、さまざまな仕事を経験する。その後、京都天龍寺専門道場に掛塔。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。僧職のかたわら執筆活動を行ない、デビュー作『水の舳先』が芥川賞候補作となる。平成13年『中陰の花』で同賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ピンガペンギン

18
処分前に読む。最近読んだ本の関連の内容があったので読み直す。理論物理学のニールス・ボーアは、微小な量子の振る舞いが粒子にも見え波動にも見えるという事態について、相補性という解釈をした。で、玄侑さんの言葉では、ああすればこうなる、ああならないためにはこうしよう、とかの因果律で考える、それが全てになると極めて息苦しい社会になると。少し話がずれるかもしれないけど、会社員が不祥事起こすとなぜトップが謝罪するの?あれはおかしいと思う。(仕事上のミスは別として私生活の件で)2024/05/03

さっちも

16
「釈迦にあったら釈迦を殺せ」という言葉が臨済宗にはあって、無常を標榜する仏教は絶対的な真理などないのだから、釈迦でさえ相対化の対象だという教えなのだと思う。とかく人間は「こうすれば、こうなるはず」という思考に陥りやすく、その範疇におさまらない事態に腹をたてたり、絶望したり、ストレスを感じたりしてしまう。綺麗な事、優しい事、価値ある事、生産的な事、人が喜ぶ事それ自体をするのは素晴らしいが、絶対的な真理がない以上、自分に還ってきたり、社会が評価してくれるという色気は捨て去るべきだ。無功徳主義でいこうぜと2018/05/02

ピンガペンギン

9
新聞や業界誌に発表されたエッセイ。仏教で、人間の善なる行為がもたらす結果について、功徳と利益(りやく)という言葉で捉える。P14自分の行いの結果は、ほとんどめぐりめぐって知らない人にもたらされる、と考えていて、それを利益と呼ぶ。たまさかそれが自分に結果する場合だけを功徳と呼ぶ。ほとんどのことは自業他得。そして他業自得。人間観が問題です。2008年海竜社より刊行されたものの文庫化。昔よく読んだある本が海竜社の本だったので好印象な出版社だったが、残念ながら昨年倒産していると知った。2022/09/19

ぱんにゃー

7
意識的ではないにしろ無意識に、見返り求めているような行動をしていることに気づきました。2012/11/14

telephone

1
エッセイ集。禅は心を相手にせず、体から心をコントロールする方法。禅の世界、いいね!?2018/12/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/447493
  • ご注意事項

最近チェックした商品