内容説明
もっと自分らしく美しく。皇后美智子さまのデザイナーとして28年。装いは生き方、心のかたち。
目次
序章 装いは生きかた
第1章 美しい装いとは
第2章 色の性格を知る
第3章 衣裳プランを立てる
第4章 場に応じた装い
第5章 和をまとう
第6章 時時の花を咲かせて
第7章 作る人と着る人と
第8章 日本女性の美を生かす服
著者等紹介
植田いつ子[ウエダイツコ]
デザイナー。1928年熊本県に生まれる。桑沢デザイン研究所、文化学院で服飾デザインを学んだのち、「銀座レインボー」のデザイナーとして歩み始める。1956年「植田いつ子アトリエ」を開設。1975年第19回FEC賞を受賞。1976年皇太子妃殿下美智子様(現皇后陛下)のデザイナーを拝命して現在に至る。1983年作品集『植田いつ子の世界』を刊行。オートクチュールを中心に、プレタポルテ、ジュエリーのデザイン、舞台衣裳と幅広い活躍を続けている。毎年、「植田いつ子コレクション」を発表し、格調高く、シンプルなデザインと色調による優雅な服作りには定評がある
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感想・レビュー
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Humbaba
1
他者と同じ格好をするというのは、確かに簡単ではあるかもしれない。そうやって無難な服装を選んでおけば、仲間から外れることもなく、また、その場の空気を乱すこともない。しかし、そうやって服装を選んでいると、他者から無個性な人間であるという評価をくだされる可能性が高まる。2014/10/05
キヌモ
0
デザイナーという仕事の哲学、服を着るということの哲学が書かれています。 日本人は日本人らしい装いというものがあるということ、なるほど納得です。 服は自分にためというより相手のために着るのだというお話もあって、勉強になりました。皇后美智子様の洋服デザインも手掛けていらっしゃる方です。なるほど筋が通っていらっしゃいます。2015/05/05
AR
0
原宿や渋谷などの若者に疑問を呈するとこもあるが、ある程度はできる。だが、若い人は若い人なりに思想が青臭く自分を見失ってるトコはあるかもしれないが、何よりも「これが着たい!」から発生しているものもあり、けしてそれは「流行」という言葉に載せられた安易なものではないと思う。まぁ、そんなとこもあるが、仕事に対する哲学は興味深い。「服は人が着るもの」そして外見ばかりに気を囚われず、内面の美も大切にし、貫く姿勢は文章にもあらわれていて勉強になる。2014/06/12
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