内容説明
遠藤周作はついに神と出会った。彼の一生とその作品が神の存在を証明した。
目次
神について―神は存在ではなく、働きである
信仰について―信仰とは99パーセントの疑いと1パーセントの希望である
愛について―愛は見捨てない
罪について―罪は救いと背中あわせである
いのちについて―すべてを神に委ねる
人間について―神のみが“本当の私”を知っている
宗教について―母なる宗教を求めて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乱読家 護る会支持!
3
神、信仰、愛、罪、いのち、人間、宗教、、、それぞれのテーマについて、遠藤周作氏が書き残した文書を集めたものです。 いろんな遠藤周作氏の言葉が胸に刺さり、頭をなででくれました。2020/03/15
peace land
1
遠藤周作の作品だと思って読み始めたのですが。確かに氏の文章ですが、山折氏が監修したものでした。そういうことのどんな意味があるのかと思いながら読みました。遠藤氏の作品は懐かしく思いましたが、やはり作品は作品として読むことが遠藤氏に対する礼儀だと思いました。山折氏は宗教学者ですがキリスト教徒ではありません。このような作品を出版するのは誰が許可するのでしょうか。指の話が印象に残りました。2017/05/22