出版社内容情報
個人情報と人権の決定版!
長年「個人情報と人権」をテーマに追究してきた著者が新たに書き下ろした第2版。個人情報保護制度、住基ネット、監視社会のいまを問う、現代の人権を考えるうえで必読の書。
個人情報保護法とは何か?/実施されてどうなりましたか?/労働者管理に使われるのでは?/国勢調査の現状は?/国勢調査の見直しは?/住基ネットはどのように使われていますか? など
目次
プライバシーとは何ですか(いま私たちのプライバシーはどんな状況におかれているのですか?;自己情報コントロール権、データマッチングって何ですか?)
住基ネットが稼動していますが、実情はどうですか(十一ケタの住民票コードと住民基本台帳カードとは何?;住基ネットはどのように使われていますか? ほか)
世界の国民管理制度はどうなっていますか(世界各国の番号制度はどうなっていますか?;番号制度と身分証制度、国民と外国人管理の関係を説明してください。 ほか)
監視社会が進んでいるといわれますが、どんな状況ですか(監視社会が進めば安心・安全ですね?;子どもの安全は本当に脅かされているのでしょうか? ほか)
個人情報保護制度はどのようになっていますか(個人情報保護法はどんな内容の法律ですか?;実施後の状況はどうなっているのでしょうか? ほか)
著者等紹介
白石孝[シライシタカシ]
1950年東京都生まれ。1970年に入り全国での自治体でのコンピュータ利用が進むなかで、1975年ごろから住民背番号制度、国勢調査、個人情報保護制度、個人情報保護法、納税者番号制度、そして住民基本台帳ネットワークシステムの全国的な運動を展開、現在に至る。代表および事務局を担当するのは、コンピュータ合理化研究会(1978年から『反コンピュータ通信』発行)、プライバシー・アクション(1988年設立、個人情報保護法の国会審議に向けての運動の過程で発足)、国勢調査の見直しを求める会(1970年代半ばから活動、1980年以降、運営を担当する)また、韓国における住民登録カードのIC化(電子住民カード)および指紋押捺制度に関しての市民運動を日本に紹介し、1999年から交流を深めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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