内容説明
この本ではまず第一に、「ジェンダーとは何か」の問いに対して、可能なかぎり、わかりやすい言葉で説明する努力をしました。性差別をなくすことを目的とするフェミニズムとの関係、女性差別という表現とどう違うのかについてもふれました。第二に、ジェンダーというメガネをとおして、学校、スポーツ、家族、労働、絵画、途上国での開発、戦争など、総合的(ホリスティック)に現代社会をとらえることを試みました。第三には、政策課題として男女共同参画を推進することの意味を確認することです。
目次
ジェンダーって何ですか?
ジェンダーと女性差別は、どう関係しているのですか?
ジェンダー統計で見ると男女の関係はどうなっていますか?
最近は、女性差別という言葉があまり使われないようですが…。
フェミニズムとジェンダーの関係は?
ジェンダー・フリーとはどういうことですか?
性別分業がどうしてアンバランスな男女の関係をつくりだすのですか?
女性はどうしてパートが多いのですか?
女性が子育てをするのは「自然」なことで、当たり前なのでは?
「女らしさ」「男らしさ」とは何ですか?〔ほか〕
著者等紹介
船橋邦子[フナバシクニコ]
佐賀県立女性センター・生涯学習センター初代館長、大阪女子大学女性学研究センター教授を経て現在、和光大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
40
ほんのさわりだけである。内容自体は初歩。ジェンダー概念。セックスとジェンダーの違い。社会文化によって男と女の分類や役割は人工的に作り上げられ育て上げられてきた歴史について用語解説や背景。分類によってつくられる社会的な性差などについておおざっぱに解説されている。ジェンダーを知らない人この本が最初の一冊で良いと思う。2015/06/22
退院した雨巫女。
6
《私-図書館》ジェンダーが、意味がわからず読んだが、なかなか難しい。男女差は、あるから、なかなか解消は、難しそう。2018/08/20
うまチー塩
0
簡潔にまとめられた入門書。15年前に書かれた本だけど今にも通用する内容です。2018/10/08