内容説明
本書では、アムネスティ・インターナショナルがこれまでに受けた死刑に関する多くの疑問や質問のなかからいくつかを選んで、それに答えるという形で、なぜ死刑に反対しているかを述べています。
目次
人を殺したのだから、死刑になっても仕方ないのではないでしょうか?
死刑制度は私たちの社会を守るために、やはり必要なのではないでしょうか?
日本には死刑廃止に賛成する人がどれくらいいるのですか?
死刑がなくなると、凶悪犯罪が増えるのではないでしょうか?
被害者遺族の気持ちを考えると、死刑は絶対に必要なのではないでしょうか?
死刑は「残虐な刑罰」なのでしょうか?
誤った死刑判決で無実の人が処刑されたことはあるのでしょうか?
日本では、毎年どれくらいの人が死刑の判決を受け、そして執行されているのですか?
同じ殺人罪でも、死刑になったり無期刑になったりします。その境界を定める基準はあるのでしょうか?
死刑囚は外部の人たちと自由に連絡はとれるのでしょうか?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すうさん
2
アムネスティ・インターナショナルから出ている「知っていますか?一問一答」シリーズ。国際的な人権活動をする団体で、ほかに部落問題や在日韓国人、女性差別、障碍者差別などの問題を分かりやすく説明している。死刑の問題はほかに沢山読んできたので個人的には目新しさは無いのだが、この本が書かれた1999年から現在の至るまで死刑と人権の問題が全く進んでいない現状。喉元過ぎれば何とかで日本人のメンタリティの貧しさを実感。先のオウム真理教受刑者の一括死刑実行の時にも感じた「臭いものに蓋をする」日本人の心根はとても貧しく思う。2024/12/08
抹茶ケーキ
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死刑に関する問題点がそれぞれ数ページでまとまっていて読みやすいしわかりやすい。廃止支持側の本では一番読みやすいだろうなと思った。2016/11/12
かづ
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プレゼン用2016/11/08
bandotarokiti
0
難しい問題だ。感情というノイズも観点に入れなければならないからなー2012/06/18