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目次
第1部 加藤貴光の生と死(誕生から幼児期;小学校から中学校;高校から大学;慟哭の始まり―阪神・淡路大震災)
第2部 絶望から希望へ(出会いの原点;自分を見つめる場・赤い屋根;今も続く心の支え;雪解けの季節)
著者等紹介
加藤りつこ[カトウリツコ]
1995年1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災で、一人息子(当時神戸大学法学部2年、21歳)を亡くす。生きる気力を失い、茫然自失の日々をさまようなかで、息子が大学入学時に母親宛てに書いた手紙が、彼の死後マスコミで紹介され全国で反響をよぶ。各方面からの依頼で講演活動が始まる。また、その手紙と偶然に出合って衝撃を受け手紙に曲をつけた音楽家・奥野勝利さんと2008年に出会い、今では彼と2人のコンサートと語りのジョイントも行っている。2012年4月、「広島と福島を結ぶ会」を設立し代表となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆきんこ
3
阪神淡路大地震で1995.1.17にアパートの下敷きになり21歳で亡くなった加藤貴光くんのお母さんの著書。 貴光くんは神戸大学生だった。将来国連に入ろうと一生懸命勉強していた将来有望な青年だった。こんなに真面目に目標に向かって進んで行く子供がいるのだろうかと思うほどの青年であった。 親孝行でもあった彼の母りつ子さんの悲しみは計り知れない。彼の残した母への手紙が彼女を支える。 なかなか立ち直れなかったのだが、彼の交友関係から色んな人達と出会い、支えられ、今は彼女が支える側に立っている。 2017/03/16