内容説明
森のようちえんの実践の紹介を行い、更に森のようちえんの歴史や理念について検討。また、森のようちえんの基本的意義について幼児教育学の立場から検討する。
目次
第1部 実践編(森のようちえん活動をはじめました;森のようちえんを旅して;ドイツの森のようちえんを訪れて;森のようちえんの広がりと深まり)
第2部 理論編(森のようちえんの歴史と理念;森のようちえんの意義を考える)
著者等紹介
今村光章[イマムラミツユキ]
1965年滋賀県大津市生まれ。1996年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。現在、岐阜大学教育学部准教授。博士(学術)。専門は、幼児教育学、環境教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shirotora
1
著者の今村先生の講義の中でこの本を知り、興味を持ちました。現在の教育方針のほとんどは人為的なものであり、時代の価値観で成り立っている。しかし人間は生き物である限り、自然と完全に切り離す事は不可能。私も含め、自然と接する機会が少ないこの時代、幼い頃から自然を知り、理解しようと心がけ、自然と仲良くできる意識が少しでも持つ事で、「所有の豊かさ」よりも「存在の豊かさ」を意識できる大人になってほしいと思いました。 【市内図書館】2013/01/24
meg_ai
1
森のようちえんの特徴や魅力について、様々な運営者の声を取り上げるなどして分かりやすく書かれている。ただ少し残念なのが、森のようちえんの本なので仕方ないのだが、認可の保育園や幼稚園の様子を割と限定的に捉えられているところ。そもそも保育とは、乳幼児教育とはという視点から眺めてほしい気はする。そうはいっても森のようちえんが魅力的なのは変わらないのだが。実践者の報告ではまるたんぼうの代表の方の視点が一番興味深い。プロ意識を強く感じた。2012/02/25
ゆー
0
森のようちえんを運営しようと思っている人が読むべき本、かな?通わせようと思っている方にはちょっと難しかったです。魅力あるってことは良く分かりますが。2017/03/03
yassy
0
岐阜市の森のようちえんの本でした。国内外の森のようちえんの体験や立上げの話など、森のようちえんを考えている人には必読の本かも。情報も新しく、良かったです。でももう少しデメリットについても触れてほしかったかな。2012/05/30
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