内容説明
日本を代表する古典芸能の能・華・茶。その核にあるのはキヨメであり、いずれも中世被差別民が創出した文化であった。権力者との確執の中で、それらを芸術に高めた世阿弥や利休の生きざま、かれらの背後に横たわるケガレとキヨメの部落史。
目次
序 ネアンデルタール人の花
第1章 華(石立僧と山水河原者;時衆と同朋衆 ほか)
第2章 能(世阿弥と観阿弥の革命;黒い翁の向こう側 ほか)
第3章 茶(北東の嘉木;自治都市・堺が生んだ利休 ほか)
第4章 中世のパラダイムシフト(武家政権の時代へ;賎なる者のとり立て―足利義満の生涯 ほか)
著者等紹介
中島渉[ナカジマワタル]
1959年生まれ、埼玉県出身。作家・ジャーナリスト。国際政治や外交関係をリーダーのファッションから分析するなど、独自の評論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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