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内容説明
国は、ハンセン病にかかった人たちを「らい予防法」という法律の名において地域社会から隔離してしまい、人間として扱うことなく、「療養」という名目で全国に設置されたハンセン病療養所に収容し、管理をした。本書では、13の国立ハンセン病療養所を、春まだ浅き季節から、夏、秋、冬を経て、北は青森から南は沖縄・宮古島まで回り、そこで生きてきた人たちの過去の生活、人生の一コマを保存されているアルバム写真から複写し、そして現在の姿はそのままカメラに収めた。
目次
現代編(リハビリ;夫婦寮;独身寮;旧監禁室 ほか)
歴史編(創立;収容;本妙寺部落;外島保養院 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
20
『蛍の森』を読み終え、ハンセン病をもう少し勉強したいため借りてきました。言えることは、私含め大抵の方が現場を視ていないので真実が分からない。療養所の内部を90年追った写真集であり、療養所に入らなかった人は含まれてません。現代編だと舌で点字を読まれている方もいらっしゃいます。本題の歴史編。当初は大風子の樹脂しか注射できなかっこと、園内専用の通貨、皇室と強い関係、患者のお子さん達が疾患してないのに差別されてたことなど。写真を視る限りかなり悪化された方は掲載されてません。人権がある以上、本当に難しい問題です。2014/05/15
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