目次
第1章 選別される生(完璧な人間のみ追求するあり方を問う―出生前診断の是非;いのちの価値が決められるとき―厚生省、産婦人科学会への疑問 ほか)
第2章 操作される死(臓器移植法とその問題点―“愛の行為”という命の切り捨て;「安楽死」「尊厳死」に潜むもの―何か変ではないですか?)
第3章 翻弄される遺伝子(インターセックスという性を生きる人びと―橋本秀雄さんに聞く;遺伝子治療新時代―あなたは承認しますか?)
第4章 破壊されるいのち(人権を破壊する「ヒトゲノム解析」―人間に対する資源探索・開発計画;誰のためのクローン開発か―果てしない生命の商業化)
第5章 「自己決定」と人権(自己決定をめぐる二重構造―ナチズムの問いなおしから;座談会 先端医療技術と人権―技術の進歩が問う人間の生き方)