内容説明
著者が生れた京都西陣の町。貧乏医者の親父は、「治療代いらんから、ワシの浄瑠漓聞いてくれ」と患者にせまり、看護婦の母は、診療中にアルバイトの糸車をクルクル。「お母ん、オレ、役者になりたい」けったいな夫婦の息子が歩みだした役者人生とは…?抱腹絶倒!!仁侠マルキスト芸人・山城新伍の原点ここにあり。
目次
1 赤ひげの息子に生れて
2 映画館が僕の学校だった
3 役者の卵と芸能界ヒエラルキー
4 困った白馬童子
5 僕のレジスタンス
6 人間の条件―差別と偏見
7 テレビのタブーと禁句集
8 プロを誇れ!僕の現代河原乞食考
9 浅草弾左衛門は大江戸のゴッド・ファーザー!
10 僕の好きな役者さん
11 再び、差別を考える