出版社内容情報
部落差別の撤廃を求めて展開された水平運動と融和運動-その多様な思想と潮流を読み解き、克明に分析した論集。近代部落史研究をリードし続けてきた著者の代表的論稿を集成。
序章 部落解放運動史における水平社と融和主義の問題について
第一部
第一章 初期水平運動と社会主義
第二章 水平運動におけるアナ・ボル対立
第三章 水平運動と農民運動
第四章 全国水平社の地方改善費闘争
補論一 「福本イズム」と「水平社解消論」について
補論二 いわゆる「身分闘争に関するテーゼ草案」について
第二部
第一章 1916年~1922年の部落改善費に関するノート
第二章 同愛会の思想
第三章 中央融和事業協会の思想-「融和事業完成十ヶ年計画」にいたる
第四章 1930年代前後における都市部落の状態と融和事業について
第五章 戦時下における融和思想の転回
第六章 同和奉公会についてノート
目次
部落解放運動史における水平社と融和主義の問題について(同和対策事業特別措置法のうけとめかた;これまでの研究について;融和運動史における融和主義の展開 ほか)
第1部 (初期水平運動と社会主義;水平運動におけるアナ・ボル対立;水平運動と農民運動 ほか)
第2部 (一九一六~一九二二年の部落改善費に関するノート;同愛会の思想;中央融和事業協会の思想―「融和事業完成10ヶ年計画」にいたる ほか)
著者等紹介
秋定嘉和[アキサダヨシカズ]
1934年、兵庫県生まれ。大阪人権博物館館長、池坊短期大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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