内容説明
明治四年八月の賎民廃止令を「解放令」と信じ、部落の人々は差別の撤廃を求め立ち上がった。だが、それを襲う一揆が各地に頻発する。闇に隠されていた重大な歴史事実を浮かび上がらせ、鎮魂と差別の根源への道をたどる。
目次
第1章 岡山・明治六年初夏
第2章 賎民廃止令の公布
第3章 兵庫・明治四年秋
第4章 四国・明治四年冬
第5章 岡山・明治五年冬
第6章 屠牛反対一揆から明治六年夏へ
第7章 福岡・明治六年夏
著者等紹介
上杉聰[ウエスギサトシ]
1947年、岡山生まれ。1970年、上智大学文学部哲学科卒業。現在、大阪市立大学人権問題研究センター(教員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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