内容説明
部落を「社会外」として再構成した著者が、いま「天皇制と部落差別」の歴史を解きあかす!「差別の歴史をつくるのは誰か?」の難問―「権力」か「民衆」、それとも「ケガレ」か―を解く。
目次
第1章 天皇制と部落差別の歴史
第2章 歴史における身分について―部落史の見方が変わった
第3章 部落史における「血縁」「穢れ」と「権力」(部落史に固有な「血縁」意識;「穢れ」と部落差別はどう関係するか;部落史における「権力」の位置)
第4章 中世の差別意識と天皇制―網野善彦をどう超えるか
第5章 「万世一系」が衰退させる大衆天皇制―皇室典範の改正をめぐって
著者等紹介
上杉聰[ウエスギサトシ]
1947年、岡山県生まれ。1970年、上智大学文学部哲学科卒業。関西大学文学部講師、日本の戦争責任資料センター事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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