• ポイントキャンペーン

天皇制と部落差別―権力と穢れ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759240474
  • NDC分類 361.86
  • Cコード C0021

内容説明

部落を「社会外」として再構成した著者が、いま「天皇制と部落差別」の歴史を解きあかす!「差別の歴史をつくるのは誰か?」の難問―「権力」か「民衆」、それとも「ケガレ」か―を解く。

目次

第1章 天皇制と部落差別の歴史
第2章 歴史における身分について―部落史の見方が変わった
第3章 部落史における「血縁」「穢れ」と「権力」(部落史に固有な「血縁」意識;「穢れ」と部落差別はどう関係するか;部落史における「権力」の位置)
第4章 中世の差別意識と天皇制―網野善彦をどう超えるか
第5章 「万世一系」が衰退させる大衆天皇制―皇室典範の改正をめぐって

著者等紹介

上杉聰[ウエスギサトシ]
1947年、岡山県生まれ。1970年、上智大学文学部哲学科卒業。関西大学文学部講師、日本の戦争責任資料センター事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさしぶり

14
この人のこじつけ天皇論は横に置いておいて。荘園制下の寺院が障害者や社会弱者に清掃等仕事を与えて扶養したからと思ってました。仕事から身分(血縁)へ時代を経て差別要件が変化したことなど別角度で考えるヒントになりました。「よごれ」物体や生物が人間の意識のなかにある秩序感覚に反した状態。「けがれ」社会の有機的秩序の欠損や一時的な崩壊が加わった状態2020/02/18

うらじ

1
ついつい黒人差別のアナロジーで部落差別をとらえてしまいがちだが、部落は奴隷下級階層ではなく階級外の存在なのだ。それがよくわかる一冊。2016/07/29

たちつてと

0
部落差別は中世には「慣行」として存在し、 「慣行」が弱まってきたので「制度化」された。近年の賎民解放令が発令されたが、まだまだ現代も「慣行」として残っている。2015/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/249292
  • ご注意事項