内容説明
人権に対する自分の課題に気づくとその瞬間、社会の差別・葛藤克服の課題に気づきます。そして、自分の課題と社会の課題がからみあって行ったり来たりします。この相互作用の空間が体験参画型部落問題・人権学習(人権ワークショップ)であり、促進役(ファシリテーター)として参加者と実施した「安心して語りあうグループ討議」の場でした。本書は、そのなかで著者自身が学んだこと、つまり「私の根底的と思える課題」に気づいた経過について人権ワークショップの展開を交えながら報告します。
目次
1章 「差別・被差別・傍観のトライアングル」顛末記(教材作成の発端;差別・被差別・傍観のトライアングル;実践から学んだもの;課題)
2章 差別・葛藤解決型人権ワークショップ―職場研修・地域懇談会用の素材集(地域・職場別研修の工夫;「小素材」のつくり方と展開方法;「中素材」のつくり方と展開方法;実践から学んだこと;課題)
3章 人権ワークショップと私―疑似体験から現実差別への対応へ(リーダーとしての私;自然発生のワークショップ;“今、ここ”のワークショップ;近未来のワークショップ)
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