内容説明
牛は、人が食べるために屠畜される。でも、食べるだけじゃない。意外なものまで牛を材料に作られ、私たちの生活を支えている。どのように屠畜・解体され、どんなものに加工されるかを表した絵本。小学校中学年から。
著者等紹介
小森香折[コモリカオリ]
1958年、東京で生まれる。毎日新聞小さな童話大賞(第12回、第14回)を受賞。『ニコルの塔』(BL出版)で新美南吉児童文学賞を受賞
中川洋典[ナカガワヒロノリ]
1961年、舞鶴で生まれる。30歳になって大阪デザイナー専門学校を卒業。以後、絵に没入(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
21
牛がどのように解体されるかは、どちらかというと知りたくない罪悪感があります。 間近に見たら、牛が食べられなくなってしまうかも知れません。 だからと言って、屠殺現場で働く人たちがいなければ、困るのは自分たちなのだと、素朴に思わされるスタートでした。 ですが、この絵本はそれで終わるのではなく、解体された牛の肉以外の部位も含めて、家の中にこれほどまでに牛によって支えられているものがあることに驚きました。 生命をいただくという精神的感情だけでなく、 もう少し冷静な目で、牛を考える絵本だと思います。2024/12/27
ナヲ
15
和太鼓で遊ぶにあたり読む。「かわいそう」の声もあがるが、「大事に使わないと」という声もあがる。食育にもよい本だと思う。2016/07/14
わむう
13
道徳教育に使えます。2023/03/09
ゆにす
10
牛を解体しているページはちょっとびっくりしましたが、いい本ですね。ユーモラスな雰囲気もいいです。ホルモン知らないのもありました。わたしたちの生活の中に思ったよりたくさん牛がいることを知ることができてよかったです。2013/08/20
ののまる
9
映画「ある精肉店のはなし」を観ようとおもっていて、映画館に置いてあったので。私はブックカバーは革が好きで集めています。大切に使いたい。2020/11/25
-
- 和書
- 音楽教育学 教職科学講座