内容説明
持てるもの・持たざるものの格差をますます拡げる教育改革に子どもの「学ぶ意欲」さえ奪われていく。階層による学力格差を被差別部落の子どもの実相から検証し、「学力低下」を乗り越えるための具体的実践をしめす。
目次
第1章 教育改革のゆくえ(階層差が広がる日本社会で教育を考える;「学力低下」は誰に起こっているのか?;「ゆとり」「生きる力」は教育問題を解決するか ほか)
第2章 学力の危機と階層社会―再検討・被差別部落の子どもの学力(学力実態は進学率では測れない;学力格差の要因はどこに;階層としての部落問題―被差別部落の変化と現状をみる)
第3章 教育に何ができるのか(人権教育は何をめざすのか;「教育の目的」を問い返す―勉強から降りる子どもも「自己責任」か;「教育の内容」を問い返す―授業改革の視点 ほか)
著者等紹介
外川正明[トガワマサアキ]
1955年、京都市生まれ。78年、京都教育大学教育学科卒業後、京都市立小学校教員に。93年、京都教育大学大学院修了。現在、京都市立永松記念教育センター研究課に勤務。ならびに京都教育大学非常勤講師を兼職。京都市小学校同和教育研究会幹事、京都部落問題研究資料センター運営委員
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感想・レビュー
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