部落史に学ぶ〈2〉歴史と出会い未来を語る多様な学習プラン

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部落史に学ぶ〈2〉歴史と出会い未来を語る多様な学習プラン

  • 外川 正明【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 解放出版社(2006/12発売)
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  • サイズ B5判/ページ数 165p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784759200270
  • NDC分類 371.56
  • Cコード C0037

出版社内容情報

前編の続編として、部落史学習の改善の視点と社会認識を育てるための学習を提起し、メインの章で中世から近世、近・現代の各時代において差別をとらえるための三つの視点をふまえた多様な学習プランを提案する。特に現代をとらえる学習プランを多く盛り込んだ。

はじめに なぜ学ぶのか?なぜ教えるのか?

第1章 部落史学習を組み立て直す

 第1節 部落史見直しが教育に提起したこと
      ①2001年以降の動きから
      ②「目から鱗、でも……」
      ③両側から越えるためには

 第2節 あらためて部落問題とは何かを考える
      ①「何をいまさら」という若者の意識
      ②いじめ体験と差別の認識
      ③心がけや思いやりで解決するのか
      ④人権を侵害されているのは誰か
      ⑤「部落史の見直し」を見直す


第2章 社会認識を育てるための部落史学習

 第1節 「知識」を問うことだけが目的なのか
      ①M大学の入試問題をめぐって
      ②「穢多」という言葉をめぐって
      ③「えた」という言葉をめぐる現実
      ④「愚問」であるならどんな問題を

 第2節 部落史学習の評価はどうあるべきか
      ①社会認識を育てる観点に立って
      ②社会科の目標と評価にかかわって
      ③小・中学校における部落史学習の評価の観点


第3章 前近代の歴史から現代を学ぶ学習プラン

 第1節 中世における被差別民衆の姿と生き様
      ①中世における差別にかかわる教科書記述
      ②中世における「社会的差別の成立」再考
      ③『もののけ姫』の世界
      ④中世の被差別民と芸能
      ⑤竜安寺の石庭を教材に
      ⑥「銀閣寺と又四郎」再考
      ⑦ケガレは差別の元凶か

 第2節 近世における被差別民衆の姿と闘い
      ①政治的制度的固定化への過程
      ②近世における差別にかかわる教科書記述
      ③皮革生産を中心とした生業と人々の暮らし
      ④被差別部落の生業と人口増―「伊勢参りと差別された人々」再考―
      ⑤「差別が当然の社会」の中で―渋染一揆再考―
      ⑥江戸浅草の町と『解体新書』
      ⑦山脇東洋「観臓」と行刑役
      ⑧幕末維新と被差別部落


第4章 近現代の歴史から未来を学ぶ学習プラン
 第1節 近代における部落問題の成立と展開
      ①なぜ差別は残されたのか
      ②部落の窮乏化と人口増
      ③「解放令反対一揆」の根底にあったもの
      ④民衆の視線と部落改善運動
      ⑤水平社の創立再考
      ⑥水平社の闘い、そして消滅

 第2節 戦後における部落差別の現実と闘い
      ①戦後社会の中での被差別部落
      ②民主化の中で取り残された部落(1945年~54年)
      ③失業対策事業と教科書無償化運動(1955年~64年)
      ④就職における差別との闘いと学力保障(1965年~74年)
      ⑤結婚における差別との闘い(1975年~84年)
      ⑥環境改善の成果と部落の変化(1985年~94年)
      ⑦いま、ここでの差別と向き合って(1995年~現在)


おわりに 悔いなく生きるために

目次

第1章 部落史学習を組み立て直す(部落史見直しが教育に提起したこと;あらためて部落問題とは何かを考える)
第2章 社会認識を育てるための部落史学習(「知識」を問うことだけが目的なのか;部落史学習の評価はどうあるべきか)
第3章 前近代の歴史から現代を学ぶ学習プラン(中世における被差別民衆の姿と生き様;近世における被差別民衆の姿と闘い)
第4章 近現代の歴史から未来を学ぶ学習プラン(近代における部落問題の成立と展開;戦後における部落差別の現実と闘い)

著者等紹介

外川正明[トガワマサアキ]
1955年、京都市生まれ。京都教育大学教育学科卒業後、「竹田の子守唄」の発祥の地、京都市伏見区の改進地区を校区に含む小学校の教員となる。93年、京都教育大学大学院修了後、京都市総合教育センター研究課勤務を経て、現在は連携の一環として京都教育大学に派遣され、勤務している。他に、京都部落問題研究資料センター運営委員、世界人権問題研究センター嘱託研究員、NPO人権ネットワーク・ウェーブ21副理事長、ふしみ人権の集い実行委員会事務局員などを勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mataasita

6
前作の読者からの反応も踏まえ更に進化した。大学での講義の様子がまえがきであり興味深かった。龍安寺の石庭の謎に興味をもち更に本を購入した。研究授業に生かしたい!社会科の先生にはぜひ読んでもらいたいなぁ。2019/06/23

U-Tchallenge

0
前作に続き、自分が学んできた事柄が変わってきているということがわかる内容であった。前作への付け加えがあり、また前作の補完的な意味合いの論考もあった。今作でもいくつのもの学習の展開が載せられている。多くの時代での学習の展開が載せられているものが特徴的である。だから、貴重な一冊である。部落問題を授業で取り上げようとする者にとっては必読の一冊である。ここに掲載されている実践から、やっぱりスタートなのかな、と改めて感じた。2020/09/14

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