出版社内容情報
理論言語学と英文法学習、英語教授法の橋渡しを試みた一冊。英米語の文法的な違いに始まり、欧米の英文法書と日本の学校英語文法との違い、5文型に関する議論や意味順の紹介、時制、相(語彙的相、視点相)、法の他、名詞句の解釈、代名詞類、比較、否定繰り上げ、否定極性項目などを解説する。英語のからくりについてもう一歩理解を深めたい、理論言語学を勉強してみたい人への招待状である。
内容説明
理論言語学と英文法学習、英語教授法の橋渡しを試みた一冊。英米語の文法的な違いに始まり、欧米の英文法書と日本の学校英語文法との違い、5文型に関する議論や意味順の紹介、時制、相(語彙的相、視点相)、法の他、名詞句の解釈、代名詞類、比較、否定繰り上げ、否定極性項目などを解説する。英語のからくりについてもう一歩理解を深めたい、理論言語学を勉強してみたい人への招待状。
目次
第1章 基本的な概念に関して
第2章 文型に関して
第3章 定形性に関して
第4章 時制・相・法に関して
第5章 意味に関して
著者等紹介
川原功司[カワハラコウジ]
1977年徳島県阿南市生まれ。2002年大阪大学文学部英米文学英語学専修修了。在学中に文部省(当時)短期留学推進制度で、米国ワシントン大学言語学科に留学。大阪大学大学院文学研究科博士前期課程を経て、2010年英国ヨーク大学言語科学科修了(PhD)。藤女子大学専任講師を経て、名古屋外国語大学外国語学部教授。日本英文学会、日本英語学会編集委員を歴任。専門は、認知科学としての言語学・英語学。特に、回帰的統辞演算システムと概念・意図システムのインターフェイス研究を通して、ヒト型言語の特徴と他種の認知システムとの共通性について研究を進めている。最近では、言語の感情的意味、コミットメント的役割について、自閉スペクトラム症児と定型発達児の比較研究、神経科学的研究、人工知能研究、比較生物学的研究にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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