内容説明
本書は、奇跡とも言うべきヘレン・ケラーの言語習得の過程を、人間が持つ生得的な言語能力の考え方に基づいて検証するものである。本書に引用されている彼女の書いた英語をまのあたりにした読者は、その英語の正確さや美しさに驚きの連続となることであろう。英語を学ぶ日本人にとって、ヘレン・ケラーから学ぶことはたくさんあり、英語教育の面でも有益なヒントが得られるはずである。
目次
第1章 本書について(本書の目的;本書の構成 ほか)
第2章 ヘレン・ケラー―20歳頃までの軌跡(誕生・病気・その後の生活;サリヴァン赴任までの経緯 ほか)
第3章 ジャッケンドフを通して見るヘレン・ケラーの言語習得(ジャッケンドフ;普遍文法 ほか)
第4章 英文法から見るヘレン・ケラーの英語(表現・構文の選定;構文 ほか)
第5章 ヘレン・ケラーから学ぶこと―英語の学習法
著者等紹介
米山三明[ヨネヤマミツアキ]
1948年長野県生まれ。1974年東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻修士課程修了。現在、成蹊大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- リテラシーと聴覚障害