内容説明
英語を知るには英語の歴史を知る必要があります。本書では、古英語のテキストとその現代英語訳を見比べたり言葉の変化を引き起こす認知的・社会的要因を考えます。第1部では現代英語の視点から過去の英語を、第2部では過去の英語の視点から現代英語を観察します。体験型の英語史を通して英語の現在と過去の対話を楽しんでいただきたいと思います。
目次
第1部 英語の1500年の歴史(英語の祖先;古英語(Old English)
中英語(Middle English)
初期近代英語(Early Modern English)
アメリカ英語、イギリス英語、世界の英語
おわりに―英語のつづりと発音
Oxford English Dictionaryという英語辞典)
第2部 今の英語を歴史的に見る(英語でもっとも使われるアルファベットの字;英語でもっとも使われる語彙;いつも大文字の“I”と四つの意味を持つ“you”;プリウス(the Prius)の複数形は何か
shinedとshone―英語の不規則動詞と規則動詞
kindの否定語はunkindなのになぜaccurateの否定語はinaccurateか
kindの名詞形はkindness なのにpureの名詞形がpurityなのはなぜか
動詞になったfriend―英語の新語形成
”my friend Jessie” と ”my friend, Jessie”―英語の句読法
simpleの比較形はsimplerか、more simpleか
動詞から生まれた助動詞
意味変化のパターン
保守的な言語とそうでない言語)
著者等紹介
高橋英光[タカハシヒデミツ]
1952年北海道(小樽市)生まれ。日本英語学会運営委員長・学会賞委員長・理事及び日本英文学会北海道支部長を歴任。現在、北海道大学名誉教授。専門は英語学・認知言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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