出版社内容情報
仮定法の動詞形式とその指示時にズレがあることを理解することは大事なことだが、それだけで仮定法理解が終わるわけではない。条件文の実体を知らなければ、仮定法の本当の姿は見えてこない。この点で、叙実法と仮定法が混在する条件文は、それぞれの本質・特徴がいっそう明確に把握できるできばかりでなく、また法の違いを理解するのに役立ってくれる。主題である仮定法は想像の世界のことを描写するのであるから、過去仮定法も過去完了仮定法も等しく過去・現在・未来の事柄について述べることができることが明らかになった。
中野 清治[ナカノ キヨハル]
1936年,富山県生まれ。富山大学文理学部文学科卒,出版社勤務の後,公立学校教諭,富山商船高専助教授を経て国立高岡短期大学(現在,富山大学芸術文化学部)助教授,同教授,同名誉教授。著書: 『王様とタカ』(共著),『ブレーメンの音楽隊』(共著),『親ゆびトム』(共著),『わらしべ長者』(共著),『パイプスじいさん』(以上、学生社)、『英語ジョーク快読のススメ―ジョークがわかれば、言葉も文化もわかる―』、『学校英文法プラス―英語のより正確な理解に迫る―』、『英語の法助動詞』(以上、開拓社)、『英語聖書の修辞法と慣用句』(英宝社)など。
内容説明
条件文の実体を知らなければ、仮定法の本当の姿は見えてこない。この点で、叙実法と仮定法が混在する条件文は、それぞれの本質・特徴がいっそう明確に把握できるばかりでなく、また法の違いを理解するのに役立ってくれる。主題である仮定法は想像の世界のことを描写するのであるから、過去仮定法も過去完了仮定法も等しく過去・現在・未来の事柄について述べることができることが明らかになった。
目次
第1部 条件文(条件文の構成と条件節;条件文・条件節の概要;閉鎖条件(closed condition)
開放条件(open condition)
却下条件(rejected condition)
間接条件
条件表現に関連する諸事項)
第2部 仮定法の概観(法と仮定法;仮定法の種類と呼称;仮定法を用いた条件文の形式)
第3部 仮定法各論(仮定法3種の用法詳説;照応のずれ;仮定法を誘起するI wish/as if/It’s time;潜在条件(implicit condition)
単独で用いられる迂言仮定法
仮定法と時制の一致)
補遺
著者等紹介
中野清治[ナカノキヨハル]
1936年、富山県生まれ。富山大学文理学部文学科卒、出版社勤務の後、公立学校教諭、富山商船高専助教授を経て国立高岡短期大学(現在、富山大学芸術文化学部)助教授、同教授、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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