開拓社言語・文化選書<br> 日本文法の系譜学―国語学史と言語学史の接点

個数:

開拓社言語・文化選書
日本文法の系譜学―国語学史と言語学史の接点

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月07日 02時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784758925327
  • NDC分類 815
  • Cコード C1381

内容説明

近代日本に存在した「反普遍文法」の系譜。その煽りを受け不当に無視された松下大三郎の文法論。国語の本性を追求した山田孝雄。その個別言語主義と18世紀普遍文法論との意外な類似性。主観を排した近代文法の嚆矢、大槻文彦の日本文典。その大槻文法に垣間見える矛盾した言語観と西洋言語学の関係!斬新な視点から国語学史と言語学史を縦横に論じ、読者を言語研究の世界へ誘う。

目次

第1章 国語学史と言語学史の接点(国語学史における「明治」という時代;落合・小中村『中等教育日本文典』など ほか)
第2章 近代日本における普遍文法の行方(比較言語学と普遍文法;普遍文法論と近代日本の言語研究 ほか)
第3章 国語の特質と普遍文法論(言語の多様性と西洋式日本文典批判;「比較文法論」事始め ほか)
第4章 西洋概念の受容と拡張―助動詞・ヴォイス・口気(大槻文法の位置づけ;大槻文法の遺産 ほか)
第5章 言語学史から見る大槻文彦の言語観(大槻文彦と価値からの独立;国学と国語優秀説 ほか)

著者等紹介

斉木美知世[サイキミチヨ]
日本学術振興会特別研究員などを経て、聖心女子大学、大東文化大学、国学院大学、学習院大学非常勤講師。博士(言語学)

鷲尾龍一[ワシオリュウイチ]
学習院大学教授、筑波大学名誉教授。博士(言語学)。日本言語学会評議員・編集委員。日本エドワード・サピア協会編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

2
山田孝雄・上田萬年がおもしろい。あと、ソシュールとかサピアなんかも。2013/11/17

endocco

2
こういう視点で富士谷成章を評価することも出来るのか、と、目からウロコが落ちた気分。一般向けなのでやや大雑把な感はぬぐえないが、内容は非常にわかりやすく、論調も穏当でバランスが良い。ヴォイスに関する「脱西洋化」の説は非常に興味深いので、参考文献に挙がっている論文をあたろうと思う。しかし最近、山田孝雄の再評価が(比較的)盛んなのは何故かなあ…2012/09/24

すみ子

0
大学の課題。2013/07/04

Ryu_S

0
タイトルを見て、国語学史をざっと勉強するのにいいかなーと軽い気持ちで読み始めたのだけど、予想以上におもしろかった。(2012年6月に第1版発行だけど)10年前に読みたかった!「もっと知りたい!」と思わせる魅力のある概説書だと思う。勉強しよ~。2013/06/21

nobito

0
<メモ>言語学と国語学を俯瞰した研究史。入門者向け。参考書籍などの情報はないが、注が詳しく、参考書籍情報などもそちらに書かれている事がある。2018/05/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5166920
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品