内容説明
あらゆる言語表現には話し手の認識や判断が含まれるが、その全体像を一貫した立場で明らかにしている言語理論は認知言語学が登場するまで存在しなかった。本書では、認知言語学が言語の問題と認知の問題をどのように結びつけ、どこまで明らかにできたのか、具体的に示している。
目次
第1章 認知言語学とは
第2章 視点と言葉の意味
第3章 カテゴリー化と日常言語
第4章 イメージと言語表現
第5章 言葉とレトリック
第6章 用法基盤としての認知言語学
第7章 文法現象へのアプローチ
第8章 最後に:これからの認知言語学
著者等紹介
李在鎬[リジェホ]
1973年韓国生まれ。京都大学大学院博士課程満期退学。博士(人間環境学)。現在、(独)国際交流基金研究員。認知言語学に基づく日本語の構文研究に従事。また、統計的手法に基づく言語研究や言語資源開発も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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綾(りょう)
7
認知言語学の入門書として良い本。普段意識しないことについて深く考えさせられた。2022/11/03
ゆみの
0
つまみ読み。ハンディだし平易だし、入門書としてはいい本かも。2013/02/08
Kentaeigo
0
認知言語学を学びたいと思って購入。平易な言葉で書かれており、入門的なのかな?と思いつつもまだ理解が難しい。他も読んでみる。2023/01/21
アームチェアー
0
AI学習の中で、軽い気持ちで読み始めた本で、この本でいう所の既存の言語学には、興味・期待は無かった。しかし、全く知らない世界が広がっていた事に驚くと同時に、無意識に縛られていた常識が、既に古い言語学であることに驚く。そしてこの本の内容さえ、10年前のものである。これを入門として、本格的に学ぶには、巨大過ぎる森の様で躊躇する世界だ。数十年前に「学校」で習った常識から解き放ってくれてる、それだけでも、この本は楽しい。2021/12/16
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