内容説明
本書は、英語の移動表現と結果構文について、日本語などとの比較を織り交ぜながら、最近の意味論の視点から分析したものである。本書における意味論的分析をとおして、読者は英語がゴール志向性の強い言語であることを実感するはずである。本書は、前半の移動・状態変化表現の分析と後半のヘレン・ケラーの英語の分析により、英語の構造的な特徴とその学習法に関して示唆に富んだ提案を行っている。
目次
第1章 意味の世界へようこそ(意味論の考え方;カテゴリー化 ほか)
第2章 移動表現を分類する(語彙化のパターンから見た英語と日本語;英語と日本語 ほか)
第3章 移動表現との関連から見た結果構文(結果構文に現れる自動詞;直接目的語制約 ほか)
第4章 ヘレン・ケラーを通して見る英語の構造(移動表現;way構文 ほか)
第5章 移動表現と結果構文の意味構造・統語構造(二種類の経路再考;日本語における移動表現再考 ほか)
著者等紹介
米山三明[ヨネヤマミツアキ]
1948年長野県生まれ。1974年東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻修士課程修了。現在、成蹊大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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