内容説明
身近な英語表現の中から、一般的な文法知識では対処できない六つの領域をピックアップし、談話語用論の観点から考察。具体的には、人称代名詞の奇妙な変化、自動詞と他動詞、同一表現の反復の回避、some/any、冠詞、および文副詞の使用にみられる、文脈や状況、聞き手に対する話し手の主観的判断の関与メカニズムを解説。翻訳や発信型の英語コミュニケーションに特に役立つ本。
目次
第1章 人称代名詞と情報価値
第2章 他動詞と自動詞の間
第3章 ことばの言い換え現象
第4章 正体不問のsomeとany
第5章 決定詞のマルチな仕事ぶり
第6章 「コメント」としての文副詞
著者等紹介
安武知子[ヤスタケトモコ]
長野県上田市に生まれる。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。東北大学日本文化研究施設助手、愛知教育大学助教授を経て、愛知教育大学教授。専門は英語学・言語学。特に、文法論、談話と構文のインターフェース、ことばとコミュニケーシヨンの諸相を中心に研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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