内容説明
日本の英語教育の中身が何かおかしいと思うあなた。どこがどうおかしいか、そのようなおかしな英語教育の中身がどこからきたのか、お教えします。ひとりよがりの解説をする受験参考書。今の英語と無縁な文法規則を教える文法解説。19世紀以前の英語を堂々と記載する学習英和辞典。英語らしくない英文を使って受験者を試す英語教員採用試験問題。100年前からの呪縛と、ひとりよがりな英語。日本の英語教育の病根はここにあります。
目次
第1章 英語教育の内容を再検討する(学習文法とは何か;文法教育は必要ないか ほか)
第2章 学習文法の形成(英語との接触と英和辞典の誕生;日本の英和辞典の歴史 ほか)
第3章 学習文法の何が問題なのか(The sun rises in the east.のinは「から?」;deserve doingのdoingは受け身の意味? ほか)
第4章 教員採用試験問題の英語(教員採用試験問題から;in agesの可能性 ほか)
第5章 英和辞典のここがおかしい(Young as I amのasは何か?;日本語独特の受け身とhave ほか)
第6章 教室英語の改善のために(教室英語を全面的に見直す;教員にもっと多様な研修の機会を ほか)
著者等紹介
八木克正[ヤギカツマサ]
1944年、兵庫県生まれ。関西学院大学教授。英語語法文法学会会長(2004~2007)、日本英語音声学会副会長(1998~)。博士(言語コミュニケーション文化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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