出版社内容情報
本書は、日本語および琉球語のプロソディー(アクセント、イントネーション)に関する最新の研究成果をまとめたものである。東京方言(標準語)に関するもの4編、近畿方言1編、九州の諸方言4編、琉球の諸方言3編、そして日本人英語学習者の音声を分析した論考1編、以上の13編の論考から成っている。論文集全体からプロソディー研究の最近の動向を知ることができる。執筆者:那須昭夫・田中真一・佐野真一郎・ギユモ セレスト・小川晋史・広瀬友紀・伊藤愛音・佐藤久美子・松浦年男・山田高明・窪薗晴夫・松森晶子・白田理人・セリック ケナン・青井隼人・北原真冬・田嶋圭一・米山聖子
内容説明
日本語および琉球語のプロソディー(アクセント、イントネーション)に関する最新の研究成果。東京方言(標準語)に関するもの4編、近畿方言1編、九州の諸方言4編、琉球の諸方言3編、日本人英語学習者の音声を分析した論考1編の13編の論考。
目次
式保存型接尾辞「‐方」の音調形成
日本語のテキストセッティングと音韻制約
日本語ピッチレンジの社会音声学的研究
動詞に助詞・助動詞がついたときのアクセント再考
近畿方言におけるアクセント式の予測可能性―茶色のきつねと茶色のきりん
不定語のアクセント・イントネーション―日本語諸方言におけるバリエーション
天草市本渡方言における呼びかけイントネーションの言語学的指定
熊本県八代市坂本町上深水方言のアクセント単位拡張現象―名詞を左端に持つ斉造を中心に
鹿児島方言のアクセントの弁別的特性について
琉球祖語の韻律体系について
著者等紹介
窪薗晴夫[クボゾノハルオ]
エディンバラ大学大学院博士課程修了(1988)。PhD(言語学)。現在、国立国語研究所理論・対照研究領域教授
守本真帆[モリモトマホ]
カリフォルニア大学サンタクルーズ校博士課程修了(2020)。PhD(言語学)。現在、国立国語研究所理論・対照研究領域プロジェクトPDフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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