内容説明
本書では、認知言語学の枠組みに基づく日・英語の対照分析により、両言語の形式・意味・運用の諸相を体系的に考察していく。また、言葉の発現の基盤となる人間の認知能力に基づき、日・英語を特徴づける母語話者の発想と論理のメカニズムを実証的に明らかにしていく。言語学の研究分野に新たな知見を提示するだけでなく、言語教育、言語文化論、比較文体論、翻訳論、言語類型論、等の関連分野にも重要な知見を提供する研究書。
目次
第1章 序論
第2章 言葉のゲシュタルト性と反転現象
第3章 日・英語における発話の語用論的機能
第4章 日・英語―修辞的技巧の対照分析
第5章 日・英語の発想と認知プロセスの諸相
第6章 翻訳のプロセスと日・英語の認知モード
第7章 結語と展望
著者等紹介
山梨正明[ヤマナシマサアキ]
1948年静岡県生まれ。ミシガン大学(言語学、Ph.D.、1975)。ミシガン大学(言語学、M.A.、1972)。カリフォルニア大学(言語学、B.A.、1971)。京都大学名誉教授、関西外国語大学教授。著書、『生成意味論研究』(開拓社、1977、市河三喜賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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