出版社内容情報
本書は著者の生成文法理論・日英語比較統語論研究の集大成である。文法理論の面では、操作を併合と一致だけに限定して、英語の束縛、演算子-変項構造、作用域、関係節、省略等がエレガントに処理できることを、他方比較統語論の面では、日英語鏡像関係の仮定に立つと、日本語においてもこれらの現象が英語と極めて平行的に処理できることを示す。
第1章 極小主義の一般的枠組み
第2章 標準極小主義からの逸脱
第3章 束縛の併合理論
第4章 束縛の併合理論:日本語のケーススタディー
第5章 演算子-変項構造:英語
第6章 数量詞作用域と日本語節構造
第7章 WH演算子-変項構造:WH疑問文の一般理論
第8章 関係節?
第9章 関係節?:言語間変異
第10章 省略?
第11章 省略?:日本語における省略
第12章 ラベル理論の問題点と解決の方向
外池 滋生[トノイケ シゲオ]
著・文・その他
内容説明
本書は著者の生成文法理論・日英語比較統語論研究の集大成である。文法理論の面では、操作を併合と一致だけに限定して、英語の束縛、演算子‐変項構造、作用域、関係節、省略等がエレガントに処理できることを、他方比較統語論の面では、日英語鏡像関係の仮定に立つと、日本語においてもこれらの現象が英語と極めて平行的に処理できることを示す。
目次
極小主義の一般的枠組み
標準極小主義からの逸脱
束縛の併合理論
束縛の併合理論:日本語のケーススタディー
演算子‐変項構造:英語
数量詞作用域と日本語節構造
WH演算子‐変項構造:WH疑問文の一般理論
関係節1
関係節2:言語間変異
省略1
省略2 日本語における省略
ラベル理論の問題点と解決の方向
著者等紹介
外池滋生[トノイケシゲオ]
1947年、滋賀県生まれ。元青山学院大学教授、哲学博士(PhD)。専門分野は生成文法理論(ミニマリスト統語論)、日英語比較統語論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。