内容説明
本書の意図は、現在、山家先生の著書は絶版の状態となっており、なかなか入手しにくいため、先生の提唱・実践されたOral Approach理論について再び基本から説明するとともに、その実践について述べることにある。ここではさらに、山家先生の実践ばかりでなく、当時研究協力校を引き受けておられた方々の実践も含めて説明する。実践についてはまた、単に昔の実践が素晴らしかったというのではなく、それが現在にも通じるということから、現在の実践の中に生かしてほしいという願いを込めてのことである。また、現在の英語教育に新たに一石を投じるという意味から、現在の実践のいくつかも紹介する。
目次
第1部 言語教育の回顧と展望
第2部 Oral Approachの授業の実際
第3部 Oral Approachの指導法―山家保著『実践英語教育』からの抜粋
第4部 Oral Approachの授業の実践
第5部 これからの実践のために
第6部 山家先生とOral Approach