出版社内容情報
本書は、チョムスキーの生成文法を念頭に、この理論にとって重要な意味的概念や現象を解説することを意図した意味論の入門書である。本書は、チョムスキーの生成文法を念頭に、この理論にとって重要な意味的概念や現象を解説することを意図した意味論の入門書である。本書で主に取り上げるのは、述語と項の意味関係を主として捉える語彙意味論に関するもの(第2章)、統語論の論理形式の研究にとって必要不可欠な論理概念に関するもの(第3章)、文の焦点と前提に関するもの(第4章)、そして、話者の視点を表す「エンパシー」に関するもの(第5章)である。
阿部 潤[アベ ジュン]
著・文・その他
内容説明
本書は、チョムスキーの生成文法を念頭に、この理論にとって重要な意味的概念や現象を解説することを意図した意味論の入門書である。本書で主に取り上げるのは、述語と項の意味関係を主として捉える語彙意味論に関するもの(第2章)、統語論の論理形式の研究にとって必要不可欠な論理概念に関するもの(第3章)、文の焦点と前提に関するもの(第4章)、そして、話者の視点を表す「エンパシー」に関するもの(第5章)である。
目次
第1章 意味論とは?(言葉の意味を構成するもの;意味論で用いられる基礎的概念)
第2章 語彙意味論(動詞の分類:Vendler(1967)
項の述語に対する意味役割:主題関係 ほか)
第3章 論理的意味(時制と相:Reichenbach(1947)
否定と作用域 ほか)
第4章 情報構造(焦点と前提;Yes‐No疑問文における焦点と前提 ほか)
第5章 話者の視点(エンパシー;再帰代名詞「自分」と自覚条件 ほか)
著者等紹介
阿部潤[アベジュン]
元東北学院大学文学部英文学科教授。1961年宮城県生まれ。1986年筑波大学大学院文芸・言語研究科より修士号を取得。1993年コネチカット大学言語学科より博士号取得。東洋女子短期大学専任講師、名古屋大学言語文化部助教授、東北学院大学教授を経て、言語学に関する執筆・講演活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 山亭ミアキス