出版社内容情報
本書は、チョムスキーの生成文法理論の最大の目標である「普遍文法」の姿とはいかなるものであるかの概説を試みたものである。本書は、チョムスキーの生成文法理論の最大の目標である「普遍文法」の姿とはいかなるものであるかの概説を試みたものである。まず初めに、生成文法理論の言語に対する基本的考え方を第1章で解説し、第2章以降では、普遍文法の実質的な中身を構成するものとして最初に提唱された理論のうち、X’ 理論(第2章)、Move α理論(第3章、この章には格理論が含まれる)、そして統率・束縛理論(第4章)を解説していく。
阿部 潤[アベ ジュン]
元東北学院大学文学部英文学科教授。1961年、宮城県生まれ。1986年、筑波大学大学院文芸・言語研究科より修士号を取得。1993年、コネチカット大学言語学科より博士号取得。東洋女子短期大学専任講師、名古屋大学言語文化部助教授、東北学院大学教授を経て、現在は言語学に関する執筆・講演活動に専念。著書: The In-Situ Approach to Sluicing (Linguistik Aktuell?Linguistics Today 222, John Benjamins, 2015),A Movement Theory of Anaphora(Studies in Generative Grammar 120, Mouton De Gruyter, 2014)、『問題を通して学ぶ生成文法』(ひつじ書房,2008)、『生成言語理論入門』(共著,ひつじ書房,2000)。主な論文: “The EPP and Subject Extraction”(Lingua 159, 2015)“ほか多数。
内容説明
本書は、チョムスキーの生成文法理論の最大の目標である「普遍文法」の姿とはいかなるものであるかの概説を試みたものである。まず初めに、生成文法理論の言語に対する基本的考え方を第1章で解説し、第2章以降では、普遍文法の実質的な中身を構成するものとして最初に提唱された理論のうち、X′理論(第2章)、Move α理論(第3章、この章には格理論が含まれる)、そして統率・束縛理論(第4章)を解説していく。
目次
第1章 チョムスキーの生成文法理論(言語機能の基本的特性;言語能力と言語使用 ほか)
第2章 X′理論(X′理論誕生の経緯;X′理論とは? ほか)
第3章 Move α理論(Move α理論とは?;操作詞移動 ほか)
第4章 束縛理論(Binding Theory)(束縛条件(Binding Condition)
統率理論(Government Theory) ほか)
著者等紹介
阿部潤[アベジュン]
元東北学院大学文学部英文学科教授。1961年宮城県生まれ。1986年筑波大学大学院文芸・言語研究科より修士号を取得。1993年コネチカット大学言語学科より博士号取得。東洋女子短期大学専任講師、名古屋大学言語文化部助教授、東北学院大学教授を経て、現在は言語学に関する執筆・講演活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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