内容説明
フランスの言語学者L.テニエールは、四つの品詞(動詞、名詞、形容詞、副詞)の間に働く相互に支配し、従属する関係に着目した。動詞は文を形成するのに必要な名詞を支配し、形容詞は名詞を修飾し、副詞は動詞と形容詞に従属している。ある文を構成する品詞相互の間に成立するこうした支配と従属の関係を通して、彼はその文の構造を取り出す方法を提示している。本書は、テニエールによる文の構造を取り出す方法に従い、英語と日本語の構造を対比させた。
目次
第1部 理論編
第2部 応用編(不定詞;動名詞;助動詞;分詞;形容詞;複文構造;仮定法;接続詞;文体について;図系を取り出す方法;図系の分析例)
著者等紹介
小泉保[コイズミタモツ]
1926年2月20日生まれ。東京大学文学部言語学科卒。文学博士。大阪外国語大学教授を経て関西外国語大学教授を歴任。日本言語学会顧問、日本音声学会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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