内容説明
本書は、やや特異な構文の語法を文脈の中で追究した8編の論考を収めた第1部、伝統文法、認知意味論、生成文法、英語史の枠組みで書かれた9編の論考を収めた第2部、10編の英語学のトピックを点描した第3部から成っている。全巻を貫いている姿勢は、英文の意味を文単位ではなく、より大きな脈絡の中でとらえること、常に「なぜか」を問う原理追究の精神、そして、権威を盲信しない「健康な懐疑主義」である。
目次
第1部 語法探索(“All a poet can do today is warm”の構文;“How is it that…?”と“Why is it that…?”;“V+(the)hell out of”の構文 ほか)
第2部 英文法を探る(無生物主語構文;Itのステータスについて;叙想法の諸問題 ほか)
第3部 英語学点描(since構文と時制;?why to doと*who to go;Who may you be? ほか)
著者等紹介
安藤貞雄[アンドウサダオ]
広島大学名誉教授・文学博士(名古屋大学)。1976年市河賞、2006年英語語法文法学会賞、Who’s Who in the World(1993‐)、Men of Achievement(1995‐)に記録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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