内容説明
文学とはその国の文化の精髄である。ましてや文学史ともなれば、その国の文化全般を概観せざるをえない。ところが、イギリス文学史は世界でもっとも長大な文学史である。作家作品の多さは他国とは比較にならない。その文学を起源から今日まで簡潔に跡付けるためには、作品自身に語らせることが最良といえよう。それゆえ「イギリス文学史入門」という視座から、それぞれの作品にその特質を語ってもらったのが、本書である。
目次
第1章 古英語の時代
第2章 中英語の時代
第3章 ルネッサンス文学の開花
第4章 演劇のはじまり
第5章 シェイクスピア
第6章 17世紀前半
第7章 17世紀後半
第8章 理性と散文の18世紀
第9章 小説の誕生
第10章 ロマン主義の時代
第11章 ヴィクトリア朝の詩と散文―1837‐1901
第12章 ヴィクトリア朝の小説
第13章 第二次大戦までの小説―1902‐1939
第14章 第二次大戦までの詩と劇―1902‐1939
第15章 戦後の文学―1939年以後




