内容説明
言語の構造には文法構造と情報構造の2つの側面がある。従来の英語教育では前者に重きをおいた議論が多く、He bought a book yesterday.を受動態にした場合の不自然さを説明することが難しい。本巻は、まさにこうした点に切り込む考察が行われる。第1部では語順、存在文、分裂文、受動態等が、第2部では代名詞、指示詞、省略等の現象がテーマとなる。新たな視点に立つ文法書として、その真価を享受していただきたい。
目次
第1部 情報パッケージ(統語的概観;情報パッケージ:概念と一般規則;補部前置;後置;主語・依存要素倒置 ほか)
第2部 直示と照応(人称代名詞;再帰代名詞;相互代名詞;指示詞;その他のタイプの縮約名詞句:小名詞句代用形、融合主要部、および省略 ほか)
著者等紹介
Huddleston,Rodney[HUDDLESTON,RODNEY] [Huddleston,Rodney]
クイーンズランド大学名誉教授
Pullum,Geoffrey K.[PULLUM,GEOFFREY K.] [Pullum,Geoffrey K.]
エジンバラ大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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