内容説明
本巻は、文の中心的要素である動詞をめぐる重要事項を網羅し、動詞の屈折、動詞と助動詞の振る舞いの相違、時制とアスペクト、モダリティおよび非定形節(不定詞節、動名詞分詞節など)を補部にとる動詞の構文について詳細に記述し、豊富な事例をもとに解説したものである。動詞の形態や助動詞の選択、構文の選択について迷ったさいの指針となるだけでなく、これらの文法事項についての新たな事実や知見を得ることのできる一冊である。
目次
第1部 動詞(動詞の屈折カテゴリー;助動詞;時制・アスペクト・法:はじめに;第一時制;完了時制 ほか)
第2部 非定形節と、動詞を欠いた節(単純連鎖構文;複雑連鎖構文;独立した補部タイプとしての連鎖補部;連鎖動詞の分類;空所非定形節 ほか)