内容説明
「きちんと英語に翻訳して伝えたのに分かってもらえない」、「知らない言葉が一切ないのに、言われていることの意味がピンとこない」、「なぜか会話が微妙にかみ合わない」。このような状況の背景にある共通原因を分析し、解決へのヒントをくれる一冊、それが本書です。読む、書く、聞く、話すという従来の4技能学習だけでは見えてこない英語のコミュニケーションに遍在する定則もこの『異文化間英語コミュニケーション』で楽に納得。
目次
自己紹介をする
Markと呼んでください
知らない人と話す
ご無沙汰しています
スピーチをする
パーティーに出席する
料理や飲み物を勧める
お礼を言う
贈り物を受け取る
依頼を断る〔ほか〕
著者等紹介
阿部隆夫[アベタカオ]
社会言語学者、歴史学者。異文化間コミュニケーションと異文化間交流史を専門とする。日本、カナダ、英国で教育を受け、リーヅ大学(英国University of Leeds)より人文学博士号PhDを取得。現職は山形県公立大学法人山形県立米沢女子短期大学英語英文学科、教授
阿部真由美[アベマユミ]
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)社会学科卒。外資系企業勤務を経て、フリーランス翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yasukotta
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凡例にも示されている通り、本書ではカタカナ表記は英語発音にできるだけ近い表記にされています。ということで、見慣れない「コーフィー」「ランダン」「スィアトル」「プライヴァスィー」「ビーア」のような表記が見られます(でもwineは「ワインヌ」ではありませんでした(笑))。文化の違いに起因するミスコミュニケーションを含む事例(著者の体験に基づく創作)を読むのは意外とタフなことでした。事例とその解説に後続するコラムもヘヴィーでした。目次を見て、興味があるトピックからじっくり読んでいくのがよいでしょう。2020/12/03