出版社内容情報
映画やドラマは興味深い英語の宝庫です。本シリーズでは、基本に忠実な英語から、言語学が扱う高度な言語現象、さらにはちょっとヘンな、でもだからこそ奥深い英語まで、幅広い実例を通して英文法を学びます。第1巻のテーマは、英語の音と接辞です。セリフや効果音から英語の音の仕組みを捉え、英単語に付着する多種多様な接辞の意味や機能を学びます。そして、映画やドラマならではのオモシロ表現も味わいます。
【目次】
第I部 音の世界
はじめに
第1章 イントネーションで変わる意味
1.1 文末のイントネーション
1.2 付加疑問文の二つの意味
1.3 疑問詞疑問文の複数の意味
1.4 Excuse me.の三つの意味
1.5 I'm sorry.の四つの意味
第2章 強勢位置で変わる意味
2.1 How old are you?の二つの意味
2.2 English teacherの二つの意味
第3章 リズムで心地よい音を作る
3.1 頭韻によるリズム
3.2 脚韻によるリズム
第4章 短縮形のからくり
4.1 短縮形のさまざま
4.2 短縮できない環境①:対照強勢が置かれる場合
4.3 短縮できない環境②:命題が「真」だと強調する場合
4.4 短縮できない環境③:後ろに空所がある場合
4.5 短縮できない環境④:shouldがある場合
4.6 短縮できない環境⑤:主語が名詞句の深い位置にある場合
4.7 let'sとlet'emの短縮
4.8 gonnaやwannaの短縮
4.9 wannaの短縮で変わる意味
4.10 get up「ゲラップ」やlet it go「レリゴー」になる理由
4.11 三つの要素が合体した表現
第5章 notの短縮
5.1 否定の疑問文でのnotの位置
5.2 notとamの特殊な短縮形
5.3 notと助動詞の特殊な短縮形
5.4 二重短縮
第6章 サイレントe
6.1 語末にある発音しないeの機能
6.2 Cafeのeの機能
第7章 英語字幕で"見える化する"オノマトペ
7.1 映画・ドラマの英語字幕の活用法
7.2 物音や自然が発する音
7.3 乗り物が発する音
7.4 人の感情に関する表現
7.5 動物の鳴き声
おわりに
[コラム1] 写真を撮るときの「はい、チ~ズ!」とは?
第II部 接辞の世界
はじめに
第8章 接辞とは
8.1 二種類の接辞
8.2 接辞と基体の相性
第9章 派生接辞の接頭辞
9.1 接頭辞の意味
9.2 数を表す接頭辞
9.3 文構造を変える接頭辞①:re-,dis-,mis-
9.4 文構造を変える接頭辞②:out-
9.5 否定を表す接頭辞
9.6 「un-形容詞」について
9.7 「un-動詞」について
9.8 二つの意味を持つ「un+〇+able」
9.9 目的語が大事なundo
9.10 新しいun-動詞の誕生
第10章 派生接辞の接尾辞
内容説明
映画やドラマは興味深い英語の宝庫です。本シリーズでは、基本に忠実な英語から、言語学が扱う高度な言語現象、さらにはちょっとヘンな、でもだからこそ奥深い英語まで、幅広い実例を通して英文法を多角的に学びます。第1巻のテーマは、英語の音と接辞です。セリフや効果音から英語の音の仕組みを捉え、英単語に付着する多種多様な接辞の意味や機能を学びます。そして、映画やドラマならではのオモシロ表現も味わいます。
目次
第1部 音の世界(イントネーションで変わる意味;強勢位置で変わる意味;リズムで心地よい音を作る ほか)
第2部 接辞の世界(接辞とは;派生接辞の接頭辞;派生接辞の接尾辞 ほか)
第3部 Sの世界(複数形の‐s;所有の‐’s;Thanksの‐s ほか)
著者等紹介
飯田泰弘[イイダヤスヒロ]
1983年奈良県生まれ。岐阜大学教育学部准教授。博士(言語文化学、大阪大学)。関心領域は、言語学・英語学(統語論)と英語教育。趣味の映画鑑賞と、中学校から大学までの教員経験を活かし、映像メディアを活用した英語教育や学習法の研究を進める。一般的な英語学習書では目にしない、奇抜な実例の分析や教育的活用法の考案にも関心を寄せる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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