内容説明
紀元後449年にゲルマン民族のアングロ・サクソン部族がヨーロッパ大陸からブリテン島へ渡来して英語の歴史が始まった。以来現在までのおよそ1500年間に、英語は実に大規模かつ多様な変化をなしとげた。さながら英語は言語変化の生きた博物館である。本書はこれらの変化の動態を、新しい研究成果も随所に採り入れながら、借用語、文字と音声、屈折語尾、統語法の各部門にわたって著者みずからの言葉で力強く語った英語発達史である。
目次
第1部 英語の起源と外面史(英語の先史;英語の成立と発達の背景)
第2部 英語の内面史(借用語;文字と音声;形態論;統語論)