出版社内容情報
厚化粧がやめられない女性(「120分の女──目立ちたいから」)、食べすぎをやめられない一家(「満腹家族──幸せだから」)、ゴミ置き場から、まだ使える物を日々拾ってくる老女(「老婆の幸福──もったいないから」)、体に悪い物は絶対に食べたくなくて、つきあう女性にも強要してしまう男性(「無添加青年──あぶないから」)……やめたくてもやめられないことがある。
だって、それが生きがいだから。
何かに依存して生きざるを得ない人間の姿を鋭く、そしてユーモラスに描いた傑作短編集が、装いも新たに復活。
【目次】
内容説明
厚化粧がやめられない女性(「120分の女―目立ちたいから」)、食べすぎをやめられない一家(「満腹家族―幸せだから」)、ゴミ置き場から、まだ使える物を日々拾ってくる老女(「老婆の幸福―もったいないから」)、体に悪い物は絶対に食べたくなくて、つきあう女性にも強要してしまう男性(「無添加青年―あぶないから」)…やめたくてもやめられないことがある。だって、それが生きがいだから。何かに依存して生きざるを得ない人間の姿を鋭く、そしてユーモラスに描いた傑作短編集が、装いも新たに復活。
著者等紹介
群ようこ[ムレヨウコ]
1954年東京都生まれ。1977年日本大学藝術学部卒業。本の雑誌社入社後、エッセイを書きはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。その後作家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たっきー
10
原版は2002年。文庫版の新装版。奇妙さ、可笑しみの感じられる12編。化粧、食べること、無添加…こだわるところは人それぞれ。周りからみると変でも本人は必死あるいは夢中。そのギャップの描き方がユーモラス。2026/06/15
nekomurice
7
どのお話もオチが気になり軽くサクッと読めて面白かった。食べることが好きだから「満腹家族」の気持ちがすごくよく分かる!「無添加青年」は最近同じような人に出会ったばかりで、一言一句同じことを言ってたからびっくり!2026/05/04
きょん
7
新装版での発売で、初版は平成14年。なるほど時代を感じる部分もあるが、麻雀中毒、添加物恐怖症、買い物依存等々、今でも十分おもしろく読めた。群さんが振り切れた人を書くとユーモラスで笑ってしまうんだよなぁ。2026/04/19
小鳥
6
初めて群ようこさんの作品を読んだが、とてもユーモアに溢れた面白い小説だった。 何かに依存したり、何かをやめられない人達の12篇の短編集。自分を当て嵌めてドキッとしたり、人間ってそういうところがあるよねと他人事とは思えなかったりもした。群ようこさんの2002年の作品の新装カバー。 今月の新刊。食べること、買い物、賭け事がやめられない人達など様々な人達が出てくる。 表紙が可愛くて、文章も読みやすくて軽く読めるのがよかった。群ようこさん入門におすすめ◎2026/04/19
TOMTOM
3
群さんの小説ってあまり読んだ記憶がない。タイトルにはいつも惹かれるけれども。本作は『いいわけ劇場』ではなく『やめられない人々』のほ方がしっくりくる感じ。本冊は短編集で、それぞれの主人公がとにかく濃い、インパクト大。そして、何らかの行動に固執してしまう。それが、化粧だったりノラ猫やカラスへの餌やりだったり、出張ヘルスだったりさまざま。その固執しているさまがはたから見ると滑稽でもあり哀愁を感じたりも。とにかく濃い。2026/06/16




