ハルキ文庫<br> 梅、香る―琴子は着物の夢を見る

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ハルキ文庫
梅、香る―琴子は着物の夢を見る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758447225
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

八王子のリユース着物店「本庄の蔵」で着物査定を担当する本庄琴子は、出張買取のため店主・柿彦の運転する車で、横浜に住む日向菊子の家に向かった。
「本庄の蔵では着物についた念を祓ってくれる」という噂が流れており、菊子はそれを聞いて依頼してきたらしい。
着物の記憶が見えることを、柿彦以外には誰にも話したことのない琴子だったが、菊子の家で触れた振袖の強い「意志」に、つい……。
繊細な手仕事で作られた総絞りの振袖が記憶していた恋の物語。
シリーズ第二巻!

内容説明

八王子のリユース着物店「本庄の蔵」で着物査定を担当する本庄琴子は、出張買取のため店主・柿彦の運転する車で、横浜に住む日向菊子の家に向かった。「本庄の蔵では着物についた念を祓ってくれる」という噂が流れており、菊子はそれを聞いて依頼してきたらしい。着物の記憶が見えることを、柿彦以外には誰にも話したことのない琴子だったが、菊子の家で触れた振袖の強い「意志」に、つい…。繊細な手仕事で作られた総絞りの振袖が記憶していた恋の物語。シリーズ第二巻!

著者等紹介

ほしおさなえ[ホシオサナエ]
1964年、東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」で、第38回群像新人文学賞優秀作受賞。16年から刊行の「活版印刷三日月堂」シリーズが話題を呼び、大人気シリーズとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

136
こぎん刺し、菱刺しなど、相変わらず着物の知識はわからない。でも面白いシリーズなのは確か。能力を使いすぎて、琴子の体が弱るのが心配。白髪も増えてほしくない。だけど、琴子の家庭環境を考えると、何とかしてあげたいという気持ちはすごくわかる。能力の使いすぎを心配する柿彦は、琴子に対してどんな想いなんだろう。琴子と柿彦の距離感が心地よくも感じるし苦しくも感じる。今回、依頼した菊子さん、真子さんの振り袖を持って、青森まで墓参りしてほしいな。そして、菜摘さん、幸せにね。うーむ、切なかった。泣けた。2025/06/01

mayu

45
シリーズ2作目。着物のもつ記憶を見ることができる琴子と、そのために消耗する琴子を案じる柿彦。琴子も辛い記憶を抱えていると知れば、何もせずにはいられないのだろう。今回は黒い総絞りの振袖。夢を叶えられる人も、本当に愛する人と結ばれる人も少なくて、どこかで現実と折り合いをつけながら生きている。力はありつつも不器用で夢を諦めた彼と、彼を愛していたけど別の人と生きる道を選んだ彼女。大切だったはずなのに、真っ直ぐだった時代だからこその傷つけあったままの別れが切ない。浄化された着物が、想いが受け継がれ良かったと思う。2025/06/15

kayo

23
泣けました。本疋田の黒い総絞り見てみたい。表紙の絵が絞りですね。人の手が生み出した美しい振袖に残る持ち主である真子の記憶を、琴子は着物の夢から読み解いてゆく。振袖を着る喜び、若き頃の想い人からの照れるような褒め言葉、叶わなかった恋、決められなかった覚悟、様々な後悔。切ないお話でした。琴子を支える従兄弟の柿彦、登場が増えてきた須崎、いい人たち。お話続きそうと思っていたら、次回作が8月に出るそうです。楽しみ。2025/06/12

ときわ

14
琴子は自分の持っている能力を使わないということが出来ないらしい。もしかしたらそのために命が縮まるかもしれないのに。それはのぞき見じゃないのか?という見方があっても、やっぱりやめられない。もうこれは業としか言えない。少しずつ広まっていく不確かな噂はおそらく止めようがないだろう。今回も柿彦のおかげで帰ってこれた。2025/06/12

陽ちゃん

8
シリーズ2作目。今回は黒の総絞りの振り袖の記憶?を見ることになった琴子ですが、柿彦の機転で夢からスムーズに帰ってくることができてホッとしました。どうやら、「本庄の蔵」でもワークショップが開催される日も近いようで、他の作品のワークショップとコラボ、とかないかな、と今から期待しています。2025/06/06

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