ハルキ文庫 時代小説文庫<br> 茜唄〈下〉

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ハルキ文庫 時代小説文庫
茜唄〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 440p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758447157
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

歴史とは、勝者が紡ぐもの。
では、何故『平家物語』は「敗者」の名が冠されているのか?
現代では作者不明の『平家物語』は誰が書き、何を託されたのか──。
平清盛最愛の子・知盛は交戦を続ける源氏を前に、木曽義仲を水島の戦いで破った。
だが、敵には源頼朝、そしてまだ、戦の天才・義経がいる。
知盛はこの苦境に、どう抗っていくのか。
平家全盛から滅亡まで、その最前線で戦い続けた知将が望んだ未来とは。
時代を創った綺羅星の如き者たち、善きも悪きもそのままにそのすべて。
(全二巻)(解説・佐藤可士和)

内容説明

歴史とは、勝者が紡ぐもの。では、何故『平家物語』は「敗者」の名が冠されているのか?現代では作者不明の『平家物語』は誰が書き、何を託されたのか―。平清盛最愛の子・知盛は交戦を続ける源氏を前に、木曽義仲を水島の戦いで破った。だが、敵には源頼朝、そしてまだ、戦の天才・義経がいる。知盛はこの苦境に、どう抗っていくのか。平家全盛から滅亡まで、その最前線で戦い続けた知将が望んだ未来とは。時代を創った綺羅星の如き者たち、善きも悪きもそのままにそのすべて。

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年京都府生まれ。「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で第7回歴史時代作家クラブ・文庫書き下ろし新人賞を受賞。「羽州ぼろ鳶組」は続々重版中の大人気シリーズで漫画化・アニメ化も決まった。「童神」で第10回角川春樹小説賞を選考委員(北方謙三、今野敏、角川春樹)満場一致の大絶賛で受賞。「童神」は『童の神』と改題し、第160回直木三十五賞候補にもなった。『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞、及び第8回野村胡堂文学賞を受賞。「週刊朝日」歴史・時代小説ベスト10第一位に選ばれ、『じんかん』が第163回直木賞候補及び第11回山田風太郎賞受賞、「週刊朝日」歴史・時代小説ベスト3第一位に選ばれた。『塞王の楯」で第166回直木賞を受賞。「くらまし屋稼業」シリーズもまたたく間に人気シリーズとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Shun

24
壇ノ浦で滅んだ平家の物語を後世に伝える。琵琶を通して西仏なる僧へと伝授する語り手の正体とその思惑に胸が熱くなる。知将・平知盛が目指したのは戦を繰り返さない世界。それは敵方である源氏の存在も必要であると説く父清盛の教えと朝廷の思惑に翻弄されてきたことで辿り着いた答えでもあった。その為に戦の天才・義経とその背後で操る狡猾な頼朝を相手に奮戦してきた知盛であったが、遂に壇ノ浦の海戦で散る。そして滅びは必定と悟った知盛は敗者が生きた証を後世へ残すため、最後の策を平家物語に託したのであった。2025/05/25

けんけんだ

10
歴史は勝者によって書かれる。源氏びいきになりがちだが、このお話は源平合戦の敗者、平家目線の物語。平家物語誕生の秘話として物語が進む。平家の人たちを初めて詳しく知ることができてすごく面白かった。義経との秘話も面白い。この構成は「じんかん」と同じでよい。2025/05/31

あゆ

10
源平合戦を平家方からのお話は今まで読んだ事がなかったんですが、読み進めるうちに結末がわかっているのにどうにか生き残らないかと思いながら読んでしまいました。平家の方々がとても魅力的でだからこそ辛い場面も多かったですが最後まで一気に読んでしまいました2025/05/22

coldsurgeon

3
「平家物語」を基盤にした、勝者による歴史の作り上げを阻む唄を紡ぐ物語である。平知盛と源義経との戦いにおける智謀、その二人の友情のような不思議な心のつながりが。物語の色合いを鮮やかにする。戦いの中で散った者は何のために何を思って死んでいったか。そして生き残った者は如何なる運命を越えたのか。これらのことを全て消し去り、書き換えようとする者、勝者への刃になった、平家物語の唄を、今一度、心に刻む。2025/06/04

九曜紋

3
「歴史は勝者によって作られる」というのは、ある意味、常識と言ってよい。であるならば、朝敵となり、源氏の手によりに滅亡した平家の名を冠した「平家物語」が存在するのは確かに不思議ではある。ここが作者の着眼点だったのだろう。平知盛という英傑を讃え、平家という武家集団が存在した証を残したい。そういう想いがあったとしても不思議ではない。義経が木曽義仲を討ち、平家追討に武勲のあった義経、更に範頼まで殺してしまう頼朝率いる源氏はどこか殺伐としている。それに比して親子、兄弟を含め平家一門としての絆の強さは儚くも美しい。2025/06/02

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