出版社内容情報
早期退職し、相変わらず月十万円で慎ましい生活を送るキョウコ。
最近は太ってきたのを気にして、長めの散歩にでかける毎日だ。
日々のささやかな楽しみは、散歩ですれ違う動物や、兄夫婦の家にいるネコ三匹、「れんげ荘」の住人・チユキさんの彼が飼うイヌたちの存在だ。
動物や植物に心癒され、自分なりの幸せを見つけながら、キョウコとキョウコの周りの人たちは、人生の小さな一歩を踏み出していく。
ロングセラー「れんげ荘」シリーズ第七弾!
内容説明
早期退職し、相変わらず月十万円で慎ましい生活を送るキョウコ。最近は太ってきたのを気にして、長めの散歩にでかける毎日だ。日々のささやかな楽しみは、散歩ですれ違う動物や、兄夫婦の家にいるネコ三匹、「れんげ荘」の住人・チユキさんの彼が飼うイヌたちの存在だ。動物や植物に心癒され、自分なりの幸せを見つけながら、キョウコとキョウコの周りの人たちは、人生の小さな一歩を踏み出していく。ロングセラー「れんげ荘」シリーズ第七弾!
著者等紹介
群ようこ[ムレヨウコ]
1954年東京都生まれ。1977年日本大学藝術学部卒業。本の雑誌社入社後、エッセイを書きはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。その後作家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こがねの いずみ
17
普通の日常がこれでもかと流れている感じは健在でした。普段、行動範囲が狭いと、服はないし、体もゆったりしてくるのかなぁ。おばさんあるある。この主人公、会社勤めしている時より、人間関係が豊かになっているのではないかと感じます。年齢も経験もバラバラな人との交流。会社も大事だけど、地域も捨てたものじゃありませんね。2024/12/20
igaiga
16
「どの本から読んでも楽しめます」と帯にあったものの、さすがに今作(7作目)がスタートだと意味が分からなかった。そういうのもあって、過去に遡って読みたいな。群さんの本にしては上品な雰囲気。2025/01/18
ちいこ
14
シリーズ7冊目。1人だけど、常に誰かがキョウコさんの周りで日常に変化をもたらす。その距離感が心地良くていい。2024/10/12
ふぅ
12
今回も安定の平和な日々れんげ荘。お兄さん夫婦の生活や山でのチユキさん2人の生活はだいぶ前とは変わって、にぎやかで楽しそうになったなあ。コナツさんところも幸せそうで何よりです。キョウコも幸せ。読んでる私も幸せな気分になる。2024/09/24
ココアにんにく
11
有名広告代理店を早期退職し、一月10万円生活を送るキョウコさんの物語も、ついに7巻目。今回は、コナツさんの結婚に絡むエピソードが印象的でした。食事会に着て行く服を選ぶ場面では、広告代理店時代の激しい消費生活と、今の「借り物でも十分」とする足るを知る暮らしが鮮やかに対比されていました。両方を経験したキョウコさんの言葉には説得力があり、胸に響きました。 また、犬と猫の目に浮かぶような愛らし描写も今回多め。周りの人との距離感も心地よく、読むたびに穏やかな気持ちにさせられるシリーズです。昨年単行本読了。2024/12/10