出版社内容情報
邑楽風子は、ジーンズしか穿かない。彼女は親を知らず、天涯孤独の身。東京は谷中銀座の路地裏で、先祖を専門に調査する探偵事務所を開いている。
「曽祖父を探して」「先祖の祟りかもしれないので調べてください」……とさまざまな調査依頼が舞い込む──。
宮崎、沖縄、岩手などで美味しい料理を楽しみながら、マイペースで仕事をする孤高のニューヒロイン。
単行本時、続々重版した新たなハードボイルド小説の傑作。
(巻末特別対談 辻堂ゆめ×新川帆立)
内容説明
邑楽風子は、ジーンズしか穿かない。彼女は親を知らず、天涯孤独の身。東京は谷中銀座の路地裏で、先祖を専門に調査する探偵事務所を開いている。「曽祖父を探して」「先祖の祟りかもしれないので調べてください」…とさまざまな調査依頼が舞い込む―。宮崎、沖縄、岩手などで美味しい料理を楽しみながら、マイペースで仕事をする孤高のニューヒロイン。単行本時、続々重版した新たなハードボイルド小説の傑作。(巻末特別対談 辻堂ゆめ×新川帆立)
著者等紹介
新川帆立[シンカワホタテ]
1991年、アメリカ合衆国テキサス州ダラス生まれ。宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。2020年、『元彼の遺言状』で第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。21年、同作が宝島社から発売され、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
225
新川 帆立は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。未読の本書の新刊文庫を図書館の新刊コーナーで見つけたので、読みました。先祖探偵連作短編集、オススメは、第二話『棄児戸籍と夏休みの宿題』&第五話『棄民戸籍とバナナの揚げ物』です。辻堂ゆめとの特別対談もGOODでした。http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=7116 シリーズ第二弾も楽しみにしています。2024/01/04
mae.dat
159
5話連作短編+〈特別対談〉辻堂ゆめ✖️新川帆立。特別対談の方を先に読んで仕舞いました。ゆめさんは、湊かなえ著『告白』に衝撃を受けて影響を受けた事や、帆立さんは(『三体』シリーズの翻訳者として儂に知られる)大森望さんから貰ったアドバイス「おいしい贅肉を書けるようになるといいね」って言葉を意識しているなど、お二方のスタンスが分かって面白かったです。あらすじに依るとハードボイルド小説とあるけど、儂の思うハードボイルドとは違う様に思えました。4,5章目に入るとじわじわとサスペンス感は増して行きましたね。2025/08/30
あすなろ
100
面白かった!新川氏初読み本でもあるのだが、テーマもハードボイルド的仕上げにも満足。ハード本時に重版を重ねただけの事はあると思うのである。また、流石は角川春樹事務所でもある。読書前はただ戸籍調査メインの先祖調査・連作短編集かと思っていたが、良い意味でそれも裏切ってくれた。巻末収録の新川氏と辻堂ゆめ氏の対談も嬉しい。そこにある様に次巻を期待する。また、新川氏の他作品も読んでみよう。2024/01/28
優希
62
面白かったです。探偵は探偵でも先祖を探す探偵というのが斬新でした。自分のルーツは誰でも知りたいというもの。それを叶えるのが先祖探偵なのですね。私も自分のルーツを知りたくなりました。2024/04/18
森オサム
60
先祖を探す探偵で生活出来るのだろうか?、と言う疑問は置いといて面白く読めました。先祖を辿る手段として戸籍を調べる事は最初の一歩みたいですが、その戸籍にまつわる色々なトラブルや秘密を題材とした連作短編集でした。それ程ハードボイルドとは思えなかったのは、主人公のやせ我慢が足りなかったからか(笑)。良かったのは食べ物の描写。どれも美味しそうで、こんなに上手く書けるとは思って無くて驚いた。全体的に落ち着いた雰囲気も心地よく、最終話はやはりグッと来た。偉そうですみませんが、著者の成長を感じた作品でした。2025/08/09