出版社内容情報
与四郎が小間物屋の『足柄屋』を営む深川佐賀町で、旅籠の『日高屋』が火事となった。
焼け跡から蘭方医の死体が発見されるが、確たる殺しの証拠もなかったため、跡地の取次を与四郎が、持ち主の銀之助から託された。
やがて日比谷要蔵と名乗る侍が、その土地で剣術道場を開きたいとやって来た。道場の普請を棟梁の久太郎に頼むものの、久太郎には悩みがあった。
若手の大工・八郎が仕事場にやって来ないという。それは、『日高屋』の火事のころからのようで・・・・・・。大人気時代小説第三弾!
内容説明
与四郎が小間物屋の『足柄屋』を営む深川佐賀町で、旅籠の『日高屋』が火事となった。焼け跡から蘭方医の死体が発見されるが、確たる殺しの証拠もなかったため、跡地の取次を与四郎が、持ち主の銀之助から託された。やがて日比谷要蔵と名乗る侍が、その土地で剣術道場を開きたいとやって来た。道場の普請を棟梁の久太郎に頼むものの、久太郎には悩みがあった。若手の大工・八郎が仕事場にやって来ないという。それは、『日高屋』の火事のころからのようで…。大人気時代小説第三弾!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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陽ちゃん
7
シリーズ3作目…から読んでしまいました。ので、人間関係が分からなかったのですが、読み進めるうちに何となく分かってきたような(^_^;)。厄介事に巻き込まれ体質の『足柄屋』の与四郎は、火事で焼けてしまった町内の旅籠の跡地の取次を持ち主の銀之助から依頼されますが、焼け跡から死体で見つかった蘭方医が、実は焼死ではなく殺されたのではないかと睨む町方たちの探索に巻き込まれてしまい、結局店ぐるみで関わることに…。町方の手下でもないのに、何故、与四郎が探索する羽目になってるんでしょうね?2023/11/06
goodchoice
0
主人公のお節介ぶりを妻がヤキモキするという構図は三作目も変わらない。展開がややもどかしい感がある。2023/11/10